TNRについて

TNRとは、Trap・Neuter・Return(トラップ・ニューター・リターン)を略した言葉で、捕獲器などで野良猫を捕獲(Trap)し、不妊・去勢手術(Neuter)を行い、元の場所に戻す(Return)ことです。

参照:公益財団法人どうぶつ基金

私たちのもとには「餌をやっていたら増えてしまった」「ご近所とのトラブルになってしまった」など、毎日さまざまなご相談が寄せられております。一度、ご近所トラブルになってしまうと猫たちもかわいそうですし、ご本人も嫌な思いをされることと思います。

私たちとしては、猫たちを地域でかわいがっていただき、その場で一生を過ごせることが望ましいと考えております。

まず、無責任に餌やりだけをやることのないようご注意ください。餌をあげるのであれば、発情期マーキングや鳴き声などで、ご近所の迷惑にならぬよう糞尿の始末、避妊去勢手術までお願いします。

自分でTNRを行う場合

ご自分で捕獲・不妊手術を行う場合、捕獲器の貸し出しを行っております。
返却時はきれいに洗って消毒をしてお戻しください。

当団体にTNRを依頼する場合

自分一人では捕獲できない、病院に連れていけないという方は、当団体で捕獲のお手伝いから避妊去勢手術へ連れていくなどのお手伝いを行っております。お気軽にご相談ください。

TNRご依頼の流れ

  1. お問い合わせフォームよりお問い合わせください。お電話での依頼はお断りします。
  2. 現地を確認(猫の数や捕獲器の設置場所・近所への説明)
    ※あまり慣れていない猫の場合、10日から1か月かけて餌付けをしていただく場合がございます。その場合の餌代は依頼主ご負担でお願いします。
  3. 捕獲する日を決定(約1~3日以内で捕獲)
  4. 捕獲したら獣医に連れて行き避妊去勢手術を行います。ご希望があればワクチン接種もいたします(ワクチン接種した場合は実費でお支払いいただきます)。
  5. 獣医から引き取り、もとの場所に戻します(もといた場所以外には戻せませんので予めご了承ください)
    ※仔猫がいた場合は大きさや健康状態にもよりますが、保護依頼時と同条件で子猫は保護し、里親を探すこともできます。

捕獲し手術した猫の耳は、ご近所の方にもご理解いただけるようV字にカットし、「さくらねこ」にし、元の場所に戻します。ご近所に説明ができないと言う場合は、どうぶつ基金のパンフレットを差し上げますのでご近所に配布いただき、ご理解いただいてはいかがでしょうか?